投稿!おもしろ作文道場
〜第3回結果〜
第40回出題へ


 第3回は、2月16日〜23日の間に、3名の方が参加してくださいました。
 第3回は「寝て起きたら」でした。「寝て起きたら○○になっていた」という書き出しで作文を書くというもの。

第3回出題時のページはこちら。

それでは、今回の解答編をどうぞ!

H・Tさんの作品

ある朝起きたら便器になっていた。
弟が走り込んできた。
そして、とってもやな思いをしてしまった。
とっても臭かった。
弟の話を聞いていると今日は引っ越しの日だった。
兄弟は僕を捜しているようだった。
でも、みんなは気づかず僕は運ばれていく。
トラックの上に一時間乗せられた。
助けてー。
着いたところは、どこかのゴミ処理場で溶かされるらしい。
いやだー。そしたら、家族が気づいてくれて、止めてくれた。
やったー、家に帰れるぞ。
でもこのままじゃいやだ。
どうしよう。
僕は一時間も泣き続けた。
そして頭をぶつけてしまった。気がついたらベットの上にいた。
良かった夢だった。と思ったら急にトイレに行きたくなった。
そしたら弟がいなくなっていた。ま、まさか。

 おもしろかったです。途中の展開に多少無理がありますが、最後の一行が非常におもしろさ・ミステリー度を増しています。いますぐトイレに行って確かめてこよう。
 なお、次のようなコメントをいただきました。
「僕は作文が嫌いだったけど、やってみると楽しくて何回もやってしまいます。これからも書き続けるぞー。」
 ありがとう。こういうコメントをもらうと、やってよかったと思いますよ。次回も参加してくださいね。
 なおHさん、今回は私の判断でイニシャルで出しましたが、本名掲載でもよければ連絡くだされ。

うず雨さんの作品

寝て起きたらスーパーカーになっていた。
隙間から差し込んでくる朝日で目を覚ました。コンクリートの床は冷たい。家族とケンカしても車庫で寝るべきじゃないよなとふと思った。なんだか自分が車になってるような気がしたら、車になっていた。しかもスーパーカー(イタリア製)に。すごい!なんだか儲けた感じだ。自分の容姿からしてせいぜい普通乗用車が相場。軽自動車でも文句は言えない。それが憧れのスーパーカーに。あっ誰か車庫に入ってきた。誰だろう。親父?弟?ちがう中古車販売店のチョビヒゲさん(あだな)だ!そう言えば親父、うちの車売るとか言ってたな。はっ、俺売られるのか?いやそんなことはしないだろう。だってイタリア車だぜそれも真っ赤な(多分)。しかし思惑は外れ契約成立。しかも買取額はプレステ2台ほど。
ちょっと待って!そんなに価値ないのかおれ。車になる前ならそんなもんだろうけど今はすごいよ。あ、っていうかこれは夢だなたぶん。そうだよきっと。少し眠ろう、そのうち自体は好転するはずだ。
 だめでした。国道4号に面した中古車販売店が新しいすみかに。

 心の浮き沈みがメリハリよく書かれていて面白いです。親父さん、イタリア車だぜそれも真っ赤な(多分)を売っ飛ばして、いったい何を手に入れたのかしら。当然もっと高い車なんだろうなー。

ぐりとぐらさんの作品

 寝て起きたら、たまごになっていた。
 たまごになったぼくは、森の中にころーんところがっていた。動きたくても、手も足も出ない。しかたないから、じっとそのまま、誰かが来るのを待った。
 すると、2ひきの野ねずみがやってきた。
 2ひきの野ねずみは、ぼくを見つけると言った。
 「うわー、なんて大きなたまごなんだろう」
 「うんしょ、うんしょ、だめだ。持って帰れないよ」
 「そうだ。ここでカステラをつくろう」
 「フライパンとか、ボールとか、料理の材料を持って来ようよ」
 野ねずみたちは、どこかへ走って行ってしまった。やばい、このままではカステラにされて食われちまう。何とか逃げる方法はないかなぁ…。
 ぼくは、何とか動こうと思い、思い切り空気を吸い込んだ。すると何と!体が急に軽くなって、ふわふわと空を飛んでるじゃん。タッチの差で、フライパンやボールをかかえた野ねずみたちが戻ってきた。
 「あれぇ…!」
 「空飛んでるよ!」
 「あれ、たまごじゃなくてUFOだったのかな!」
 「ぐり!カメラ持ってる?今のうちに写真を撮って矢追さんに見せなきゃ!」
 「おいおい、ぐら。ぼくらはカステラを作るつもりだったんだよ。カメラなんて持ってないよ!」
 などと訳の分からない会話をしている。いや、違う。ぼくはUFOじゃない。たまごなんだよ。わかってくれよ。そうだ。落っこちてやれ。中身を見せればぼくの正体がわかるかも。えいっ!グジャッ!
 「きゃーっ!」
 「ネバネバだーっ!」
 「緑色の液体が出てきたー」
 「逃げろー」
 二匹の野ねずみは、材料を投げ出して、一目散に逃げていってしまった。
 えっ、緑色?たまごじゃなかったのか。じゃあ、ぼくっていったい、何者だったんだろう…。

 こっこれは!中川李枝子・作 大村百合子・絵 『ぐりとぐら』 (福音館書店)ですね。しかも途中で展開が変わってる。ラストはビミョーにナンセンスな仕上がり。物語を利用するという手法も、なかなか面白いっすよ。

 第3回は、こんな感じでーす。面白い作品、ありがとう。
 今回送ってくれた3人に共通するアドバイスを一つ。送ってくる作品は、こんなに長くなくていいのですよ。元ハガキ職人の立場でアドバイスすると、ネタは短くインパクトのあるのがいい。いや、三人とも面白かったけどさ。
 どんどん面白くなる「おもしろ作文道場」第4回も、どうぞよろしくねぇ!

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