メールマガジン「実践!作文研究」
第62号(2001.4.8)


調べ学習に役立つ作文技術の情報誌
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 メールマガジン「実践!作文研究」
 第62号 2001年4月8日発行(毎週日曜日発行)

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−−1.はじめに−−
                  「実践!作文研究」編集長
                          松田善啓

 みなさんこんにちは。「実践!作文研究」第62号をお届けします。
 今回は石川晋さん「おもしろ作文ネタ合戦」第2回です。紙飛行
機の折り方を作文に書かせるという、何とも楽しそうな企画です。
 それでは、お読みください。

         ◆     ◆     ◆

−−2.連載・おもしろ作文ネタ合戦−−
                       北海道・中学校
                          石川 晋
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 おもしろ作文ネタ合戦 第2回

          【紙飛行機作文】
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 教育出版中一国語には、「説明を的確に」と題する表現教材があ
る。
 筋道を立てて、論理的にわかりやすい文章を書くことの重要性を、
生徒に理解させるための教材である。
 説明的な文章を書かせる時に、生徒がぶつかる問題点はいくつも
あるが、中でも、最初に陥る問題が、
┌────────────────────────────┐
|1.くわしく丁寧に書けないこと。            |
|2.筋道(順序)を立てて書けないこと。         |
└────────────────────────────┘
である。
 そこでこの二つを同時に解消できるのではないかと考えて取り組
ませたのが、「紙飛行機作文」である。紙飛行機を折らせ、それを、
順序を追って作文にさせるだけである。
 以前には「折り鶴」でさせたことがあるが、これは大変難しい。
そこで今回は、もっとも基本的な「紙飛行機」で書かせることにし
た。
┌────────────────────────────┐
|1.B4判の西洋紙で、まず、誰でも知っている一番シンプル|
|  な紙飛行機を折らせる。               |
|2.その紙飛行機の折り方を、紙飛行機を折ったことがない人|
|  にもわかるように、説明の文章を書いてあげましょう。 |
└────────────────────────────┘
 B5判の西洋紙に書かせた。
 生徒の作文は最初、要領を得ない。出来あがった作文を教師が読
み、実際に折れるかどうか折らせてみる。折れない。もう一度挑戦
してみる。
 出来あがった中一、2名の作文は、次のようなものである。改良
を加えた結果である。
┌────────────────────────────┐
|Wくん                         |
|                            |
| たてに谷折りで半分に折ってください。         |
| 次にその紙をひらいて、紙の上の方の両はしを真中の線に合|
|わせて折ってください。                 |
| そして、今折ったやつをさらに真中の線に合わせるように |
|折ってください。                    |
| そして、最初と同じように半分に折ってください。    |
| 最後に横にして、後ろの方を山折りで両方とも折って完成で|
|す。                          |
└────────────────────────────┘
(先生のコメント)
 一つずつ手順を段落分けしたところがいい。
 「最初と同じように」という前を思い出させる表現が、折る人に
イメージを持たせやすくてよい。

              ※

┌────────────────────────────┐
|Mさん                         |
|                            |
|1 紙を横にして、真中から半分、谷折りに折って開きます。|
|2 真中の折った線に合うように、谷折りで三角を二個作っ |
|  て、家のような形にします。             |
|3 それから、また、三角の部分を真中の線に合うように半分|
|  に半折りします。                  |
|4 そして一番初めと同じように半分に折ります。     |
|5 紙を横にして1枚ずつ、谷折りに半分くらい折って、飛行|
|  機の羽根になるようにします。            |
|6 出来あがり!?                   |
└────────────────────────────┘
(先生のコメント)
 順番の番号をつけたところがいい。
 「家のような形」という比喩表現が、折る人にイメージを持たせ
やすくてよい。
 「飛行機の羽根になるように」はNG!

              ※

 出来あがった作文と、B4の西洋紙(紙飛行機にする)を持って
職員室に行き、先生方に折ってもらった。先生には何ができるかナ
イショである。察しのよい先生方ばかりなので、みんなシンプルな
紙飛行機を作ってくださった。本人たちもご満悦である。
 作った紙飛行機は、当然教室で飛ばしてみた。

【今回の執筆者のプロフィールです】

 石川 晋(いしかわ しん)
 北海道・旭川市立嵐山中学校教諭
 所属団体 授業づくりネットワーク
      日本児童文学者協会会員
      全国の学校図書館に人を!の夢と運動をつなぐ情報交
      流紙「ぱっちわーく」発行同人
      メディアリテラシー教育研究会北海道支部代表

         ◆     ◆     ◆

−−3.ホームページ進化情報−−
 http://www.jugyo.jp/sakubun/

○「投稿!おもしろ作文道場」第9回は、あまり応募がありません
 でした。第10回は「テレビ日記」と題して、テレビ番組のこと
 を書いてもらう問題です。たくさんのご応募、お待ちしています。

         ◆     ◆     ◆

−−4.編集後記−−

★予告
 04/15 No.63 「今月の子供の作文から 2」石井 淳

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毎回お届けする日本語教授レシピは楽しい授業にするためのヒント
がいっぱい!また、読者の皆さんと共に、日本語や日本語教育、日
本文化などについても語り合います。日本語や語学教育などに関心
のある方、是非ご参加くださいませ。お待ちしてます!
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