メールマガジン「実践!作文研究」
第43号(2000.11.19)


調べ学習に役立つ作文技術の情報誌
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 メールマガジン「実践!作文研究」
 第43号 2000年11月19日発行(毎週日曜日発行)

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−−1.はじめに−−
                  「実践!作文研究」編集長
                          松田善啓

 みなさんこんにちは。「実践!作文研究」第43号をお届けしま
す。今回のゲストは、研究集団「ことのは」等に所属している、北
海道の藤原友和さんです。
 意見文の書き方についての教材開発です。どうぞお読みください。

         ◆     ◆     ◆

−−2.意見文を生徒総会に提出しよう−−
                       北海道・中学校
                         藤原 友和

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        意見文を生徒総会に提出しよう
     〜作文授業の開発・頭括型の構成を考える〜
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1.教材開発は遊び心で

 キョウザイカイハツ。難しい言葉である。
 正直言って一部の特別熱心な教師が、家庭を犠牲にしながら休日
を返上して行う奇特な行為である…
 ほんとか?「おもしろそう」と教師が思えばどんどん教室でやっ
ていいじゃないか。などと分裂気味な私が思いつきで試した授業で
ある。生徒やサークルのメンバーにも意外と好評だった。やはり
「思いつき」も大事である。
と、考察の浅さを言い訳しつつ、実践を紹介したい。
 一点だけ留意してほしい。私の作文授業の仮説である。
「書きたいことがあり、書き方がわかり、読まれて喜ばれれば必ず
意欲的に取り組む。」

2.授業の説明(抄)

説明1 生徒総会前日、こんな文書が闇ルートから流れてきました。
    どうやら職員会議の極秘資料のようです。読んでみましょ
    う。
            −資料配付−

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 うさん臭い雰囲気で語るのがポイント。このプリントには「部活
動短縮・7時間目創設」の提案が書かれている。要するに絶対生徒
が反対しそうな資料である。賛成か反対かを○×で書かせる。
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指示2 ちょうどそこに○○先生が通りかかりました。ちょっと意
    見を言って、先生方の野望を阻止しましょう。

    −2、3人実行し「できなさの自覚」をさせる−

説明3 このままでは、先生方の目論みが成功してしまいます。ちょ
    うど明日は生徒総会。強力な意見書を提出し、計画の中止
    を要求しましょう。文書で意見を表明することは生徒総会
    に限らず、大人になってもあることです。

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 私のうさん臭さ炸裂である。絶対に生徒が反対する資料を用意し、
絶対失敗する活動を仕組む。ほーらこんなにできないのだから勉強
しようね。というわけである。
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指示4 反対する理由をノートに箇条書きで思いつくだけ書きなさ
    い。時間は1分です。

     −作業の終了時には「まだの人?」と問う−

指示5 発表します。最も説得力があると思われる理由を1つ選び
    なさい。全員立って、同じものが出たら座ります。

     −生徒から出たものをキーワードで板書していく−

説明6 なかなかいい意見書が書けそうです。しかし、生徒会の先
    生は気が短く、あまり長い文は逆効果です。200字で、効
    果的な文を考えましょう。

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 4〜6は頭括で文章を書かせるための布石である。200字で意
見文を書くためには相当に主題を焦点化しなければならない。その
ためには意見を最初にずばりと言いきることが必要であることを教
える。必然的に頭活型の文章になることを教える。
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板書7 頭括型…主張・主題(最も言いたいこと)が一番最初に来
    る表現の形式

指示8 では、「×」という主張を一番最初にして、意見文を書き
    ましょう。理由は黒板に書かれたものの中から2つから3
    つ選びなさい。時間は5分です。始めなさい。

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 普段作文がなかなか書けない子でも、10分かからずに書き上げ
た。たかが200字の作文であるが、その積み重ねが自信になって
いくだろう。
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【今回の執筆者のプロフィールです】

 藤原 友和(ふじわら ともかず)
 北海道・江差町立日明中学校勤務
 所属団体 研究集団ことのは
      鍛国研・檜山ゼミ(編集部)
      学校作り法則化・檜山支局
      鍛国研・千歳践友会

         ◆     ◆     ◆

−−3.ホームページ進化情報−−
 http://www.jugyo.jp/sakubun/

 この一週間、特に大きな進化はありません。
 ただ、編集部に本が2冊ほど届きました。これらの本について、
近日中に「作文の本の紹介」に載せますので、当該コーナーにご注
目下さい。
         ◆     ◆     ◆

−−4.編集後記−−

○作文や作文的手法の実践・理論・追試報告などの情報や、本誌へ
 の感想をお待ちしています。
 本誌やWEBサイトで紹介させていただくことがあります。
○無断転載をお断りします。転載希望の方は松田までご相談を。
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発行責任者 松田善啓 yo_mazda@nifty.com
編集主幹  上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.com
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