メールマガジン「実践!作文研究」
創刊3号(2000.2.13)


論理的思考を鍛える「さくぶん情報誌」
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 メールマガジン「実践!作文研究」
 創刊3号 2000年2月13日発行(毎週日曜日発行)

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−−1.はじめに−−
                  「実践!作文研究」編集長
                          松田善啓

 皆さんこんにちは。メールマガジン「実践!作文研究」第3号を
お届けします。今回のリレー連載は、作文に関しての、家庭向けの
話題です。このように本マガジンは、教師だけではなく、ご家庭や
ビジネスマン等も読者対象としています。ぜひ、お知り合いにもお
薦めくださいね。ご感想・ご意見もお待ちしています。

         ◆     ◆     ◆

−−2.リレー連載・家庭向け“ほめ上手”のすすめ−−
                        秋田・小学校
                          石井 淳
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家庭向け“ほめ上手”のすすめ(第一回)

   教師がほめたところを、親もほめてみる。
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■“ほめ言葉”がほしい

 私は、現在小学5年生を担任している。
 月に3・4回ほど、私は学級通信(B4版1枚)を発行する。
 親にとっては、わが子の学校での学習ぶりが一番の関心事であろ
うと思うから、各号には子供の作文をよく掲載する。

 学級通信を渡した次の日には、私はよく親の反応を子供に聞く。
どんなふうにほめられたのか,知りたいからだ。例えば、3人の子
供の作文を紹介していれば、その3人には必ず聞いてみる。
 担任としては残念なことに、意外と反応は少ない。

■学級懇談で“ほめ方レッスン”

 3学期末のPTAでの学級懇談で、私は、「わが子の作文をどう
ほめるか」というテーマで少し話し合ってみようと考えている。
 おそらく、「具体的にほめてあげましょう」というアドバイスを
私から親に話すことになるだろう。

 「“具体的に”を具体的に教えてくださいよ」と言われそうなの
で、以下のように具体策を提案しようと考えた。
┌────────────────────────────┐
│教師がほめたところを,親もほめてみる。         │
└────────────────────────────┘
 どこをほめていいのやら分からない場合は、この方法が手っ取り
早い。

 子供の作文でもテストでも、親や教師は間違いやバツの付いた場
所を注意したくなる。もちろんそれが必要な場合もある。
 さらに、子供が書く作文の多くは、注意したくなる場所は多いの
に、ほめようとしてもほめる場所が見つかりにくいという、困った
実状もある。

 だからこそ、親は(もちろん教師も)子供の作文をほめる“技”
を身に付ける努力が必要となってくる。

・教師が赤線を引いた場所
・教師が「○○がよく書けたね」とコメントを記したこと

これらを手がかりにして子供の作文をほめてみてはどうだろうか。
家庭でも子供は大いに励まされるはずである。

■では実際に

 子供の書いた作文を一例紹介する。
 この作文は「学校の近くから捕まえたメダカを飼育してきた。春
から飼育し,子メダカも生まれて,秋まで大事に育ててきた。その
メダカたちを冬を前にどうしたらいいか5年生全員で考えていく過
程で書いた」ものである。(読者のために一部改作してある)

  ぼくは,放流したほうがいいと思っている。それを確かめる
 ために校外学習で調べた。そしたら,春につかまえた用水路に
 メダカはたくさんいた。だがひとつ問題がある。水温だ。水温
 が8〜9度だというのだ。飼いならしたメダカをにがしてもだ
 いじょうぶなのかが問題である。でも,なんとか生きのびると
 思っている。

 担任の私は,この作文の「だが」という部分に「赤線」を付け
て評価していたとする。

 わが子の作文がこんな形で通信に掲載されていたとしたら,次の
ように具体的にほめてみてはどうか。

○先生は,線を引いたところが「うまい」とほめてくれたんだね。
 「だが」というつなぎ言葉を使って文が書けるようになったんだ
 ね。かっこいいじゃない!

■そんなこと言っても・・・。

「大きな花丸が付いているだけで、どこがいいのか分からない時に
 は、どうほめたらいいんでしょう?」

「下の子の先生は、学級通信を出さないのですが・・・?」

「うちの子は、作文をちっとも学校から持ってきませんけど?」

こんな質問も予想される。
 これらの質問については、次回に答えを準備しておきたい。

 下記アドレスにご意見、ご感想を頂けると幸いです。
 石井淳 <ygy-es5@edu.city.akita.akita.jp>

(今回の執筆者・石井淳さんのプロフィールです)

 石井 淳
 秋田・秋田市立四ツ小屋小学校教諭
 所属団体:秋田授業づくりの会(研究誌編集局)
      学習ゲーム研究会
 主な著書:『見たこと作文実践ネタ集』(共著)
      『音読朗読群読の授業づくり』(共著)
      『コピー作文がおもしろい』(共著)
       以上学事出版刊

         ◆     ◆     ◆

−−3.ホームページ進化情報−−

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−−4.編集後記−−

 来週号(No.4)のリレー連載は、松田善啓(小学校)による、
「100万人のインターネット作文術」をお届けします。
 再来週号(No.5)は、第1回の月替わりゲスト・鶴田清司さん
(都留文科大学)による「文学教材で『表現の技術』を教える」を
お届けします。どうぞお楽しみに!

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メールマガジン「実践!作文研究」No.3 2000/2/13 読者数829
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