メールマガジン「実践!作文研究」
第224号(2004.5.23)


学力問題としての作文教育を考える
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 メールマガジン「実践!作文研究」
 第224号 2004年5月23日発行(毎週日曜日発行)
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−−1.はじめに−−
                  「実践!作文研究」編集長
                          松田善啓

 みなさんこんにちは。
 今回は、宇宙エッセイスト協会会長さんによる「作文がらみエッ
セイ」第4話をお送りします。
 ご意見・ご感想をお待ちしています。

       ◆       ◆       ◆

−2.「宇宙エッセイスト協会会長による作文がらみエッセイ」−

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  第4話 『自分に元気を与え、しかも書きやすい作文』
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<今回の連載にあたって>
皆様お久しぶりです。宇宙エッセイスト協会会長です。
「・・・・エッセイスト。○○等に連載執筆中・・・」
筆者紹介によくあるこんな言葉を見て、今までうらやましがってい
た私がバカでした。自分勝手に好きな題材でエッセイを書くのなら
毎日だってできるのに、いざ題材を指定されてみると、同じ題材で
書き続けることがいかに大変か!私は連載4回目にしてもうわかっ
てしまいました。東海林さだおさんは偉い!

しかし、そんなことを言ってはいられないのです。なんとしても書
かねばなりません。「作文がらみエッセイ」を。今考えることはた
だ一つ、
「いかに作文に絡んだということにするか」
これさえクリアすればなんだって書けちゃう。

 (-_-;)  (-_-;)  (-_-;)  (-_-;)  (-_-;)  (-_-;)  (-_-;)
            
=自分に元気を与え、しかも書きやすい作文=

<はじめに>

「作文の題材が見つけられない」「書くことがない」
ということについては、この研究会でも頻繁に取り上げられている。
この議論は専門の方にお任せすることにし、私はあくまでも私的感
覚に任せた実例紹介の形で今回の連載を書くことにした。

<お説教・アドヴァイス・励まし>

誰かにお説教をしている人の話は長い。そういう私だってそういう
状況になれば長い。高飛車に何度も同じことを喋る。相手が低姿勢
または、明らかにこちらが正しかったり立場が上だったりすると、
これ以上ないハイパワーで、延々とお説教することが出来る。そう
いう時はすらすら言葉が出てくる。
なぜか?
お説教という有利な立場を利用して、延々自慢話が出来るからだ。
お説教は、相手の非をあげつらいながら自分の優秀さを語ることの
出来る最高の場面なのである。
この「お説教」という言葉の部分を「アドヴァイス」「励まし」に
かえても同じである。アドヴァイスや励ましの方が少しいい人っぽ
いニュアンスはある。

<お説教とアドヴァイス・励ましの効用>

お説教もアドヴァイスも励ましも人のためにしていることにはなっ
ているがとんでもない。それによって元気付けられているのは自分
自身である。自分の口から出た言葉を自分の耳が聞き、
「ああ!なんていいこというのだろう」
と陶酔感に浸り、その感覚をもう一度とばかりに、さらに続ける。
だから長い。

以前、加藤諦三さんの講演会を御聞きした時、加藤さんはたしかこ
んなことを言っておられた。(記憶違いの部分もあるかも)
「失恋した学生が相談に来ると私は彼にこう言うんです。『君の周
りに君よりももっとひどい失恋をした人はいないか。もしいたらそ
いつを励ましておいで』ってね。人は自分の行動に後押しされるん
です。人から励まされるより、人を励ます方がずっと元気になる」

・・・・加藤さんのこの素晴らしい言葉を書いてしまうともう後が
無いが、そんなこと気にせず先を続けよう。

<励まし作文のきっかけ>

要するに、お説教やアドヴァイス・励ましといった類のものは、言
葉にしやすい、ならば作文にもなりやすいに違いない。
そんなことを考えていたつい先日、私の従姉妹から次のような相談
を受けた。

教員をしている従姉妹の夫Tさんは、しばらく現場を離れ教育委員
会で働いていた。ずっと「早く現場に戻りたい」と言っていて、今
年の人事異動を聞いたときは大変喜んでいた。しかし、現場に戻り
6年生の担任をさせてもらえるとわかった時点まではよかったが、
久しぶりでかなり緊張するし、現場を離れているうちに年だけは中
堅層になってしまっていたために、いきなり教務主任に任命されて
しまった。喜んでした担任も、生徒とどうもうまくいかない。最近
夜もあまり眠れないらしい。励ましてやってくれないか。

やった!励まし作文が書ける!

<Tさんへの励まし作文(メールで送信)>

Tさん、この度は現場復帰おめでとうございます・・・でもないそ
うで。ここで従姉妹を代表して励まさせていただきます。

1 総理大臣が死んでも日本は動く
いままでとんでもない教務主任(性格も悪い)の下で働いたことが
ありますが、ちゃんと卒業式は来ました。Tさんがミスしたからと
いって学校全体がどうにかなることは無いのです。総理大臣が死ん
だって日本はちゃんと動くのです。

2 生徒はお客様
もし私たちが営業職だったらあれだけの生徒を集めることが出来ま
すか?来て下さっているだけでもありがたいじゃありませんか。生
徒様が笑顔で来て帰ってくださる。その姿があれば大抵の保護者様
(真のお客様)はお喜びになってくださるのです。日々登校してくれ
る生徒に感謝しましょう。

3 陰口は陰で言え
Tさんの悪口を誰か言いに来ましたか。大抵の分別ある大人はちゃ
んと陰でだけ言ってくれています。そもそも、自分程度の人間、陰
口の一つや二つ言われないはずがありません。良くぞ言わずに我慢
してくださっていると、私は私の周りの人たちに心から感謝してい
ます。ちなみに
「陰口は陰で言え」
は私が担任すると必ず最初にみんなに言うことですけどね。今年も
もちろん言いました。それにもう一つ付け加えて
「聞いた陰口を本人に伝えてはならない。もし誰かが自分の悪口を
伝えに来たら、その人を恨め」

 (*^^*)
Tさん今日は励まさせていただいてどうもありがとう。人を励ます
と元気になります。私も先日祖父がなくなってちょっとナーバスに
なっていたのですが、すっかり元気になりました。
さあ、お花でも植えようかな。

<おわりに>
・・・うまく作文がらみになったでしょうか。
まっいいか。とにかく送信しちゃえ。
では7月号も、どうぞお楽しみ(?)に

宇宙エッセイスト協会会長
 
【今回の執筆者のプロフィールです】

******************************
宇宙エッセイスト協会会長 プロフィール

「応募」「コンクール」がマイブーム中にインターネットを検索し
ていて「作文研究会」を知り、作文は素人だが、いつのまにか入会。
そのうえ、調子に乗って書きためたエッセイ集を自費出版。
ここにちゃんとしたプロフィールを書いてもよいのだが、そうする
とエッセイ集が売れなくなるので、書かないようにしている。
つまり私のエッセイ集は長大なプロフィールなのだ。
******************************

※エッセイ集をご希望の方は、第203号をご覧の上、松田善啓あてに
 メールを下さい。
 http://www.jugyo.jp/sakubun/magazine/203.html

       ◆       ◆       ◆

−3.イベント情報(残席いよいよ10。お急ぎ下さい!)−

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┃☆┃第20回 授業改革セミナー 東京国際フォーラム大会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日時  平成16年5月29日(土曜日)13:20〜16:40
場所  東京国際フォーラム会議室 G402
    http://www.t-i-forum.co.jp/japanese_r/index.html
参加費 2,000円
定員  80人 
日程   13:10〜16:40
講師  上條晴夫,佐藤幸司,土作彰,桃崎剛寿
申込  桃崎剛寿 momochan@mb.infobears.ne.jp
詳細  http://www2.infobears.ne.jp/athome/momochan/

       ◆       ◆       ◆

−−4.編集後記−−

○次号は、上條晴夫さんの登場です。お楽しみに。
○本誌は「まぐまぐ」殿堂入りを目指しています。2年以上発行し
 ていて、3000部を突破することが殿堂入りの条件です。ぜひ本誌
 をお知り合いにおすすめください。
○作文や作文的手法の実践・理論・追試報告などの情報や、作文に
 関するHP、MM、MLなどの情報、本誌への感想をお待ちして
 います。本誌やWEBサイトで紹介させていただくことがあります。
○HPやMLなどへの無断転載は固くお断りします。
 転載希望の方は必ず松田までご相談ください。
○本誌の読者登録・解除・アドレス変更・バックナンバーは、
 http://www.jugyo.jp/sakubun/magazine/ まで。
○本誌はインターネットの本屋さん「まぐまぐ」を利用してします。
 http://www.mag2.com/

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編集主幹者 上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp
発行責任者 松田善啓 yo_mazda@nifty.com
HP: http://www.jugyo.jp/sakubun/
(C) 2000,2004 実践!作文研究会
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