メールマガジン「実践!作文研究」
第218号(2004.4.11)


学力問題としての作文教育を考える
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 メールマガジン「実践!作文研究」
 第218号 2004年4月11日発行(毎週日曜日発行)
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−−1.はじめに−−
                  「実践!作文研究」編集長
                          松田善啓

 みなさんこんにちは。
 今回は、伊達木新子さんの連載「日本の西端で作文をさけぶ〜作
文子育て奮戦記〜」第2回をお送りします。
 ご意見・ご感想をお待ちしています。

       ◆       ◆       ◆

−2.連載「日本の西端で作文をさけぶ〜作文子育て奮闘記〜」−
                        長崎県・主婦
                         伊達木新子

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日本の西端で作文をさけぶ〜作文子育て奮闘記〜
第2回 「書けない? or書かない?」
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小学1年生となり、すてきな担任の先生との出会いをいただいた。
「日記をはじめます。」
とおっしゃられたのである。

ある夜、机をのぞくと子供の動きが止まっている。
おや?と思いよく見ると日記帳をひろげたまま、頭をかかえている。
「どうしたの?」と聞くと
「書くことがない。」という。
「今日学校であったことを思い出したら?。」
「特別何もないもん。」
「何かあるでしょ。授業とかお友達のこと
 給食の時間とか。。」

ますます硬くなる。
そのうち、私が焦り始める。
「どうしたの?いつもたくさんかくじゃない。
 ほら、ノートに書くでしょ。あれと同じよ。」

「同じきもちでなんでもいいから、ほら。」

白いノートのうえを時間が刻々と過ぎてゆく。

私は心の中でさけぶ
「なんなんだ。これは
 どうしたっていうのだ!」
娘の目には涙が溜まっている。

「それじゃ、おかあさんが言ってみるから
 それに沿って書いてみる?」
とにもかくにも宿題完了形をとらせることにしてはと発案する。

ところが私のいう文句などさらさら書く気はないらしく、
えんぴつは微動だにしない。
それから、しばらくしてとうとう私がしびれを切らしてしまった。
「じゃ、朝までそうしてるつもりなら
 それを白いまま出しなさい。」

1日のおわりは白い日記帳残るは
  涙の玉ばかりなり
やっと何かたどたどしく1行くらい
書き付けたようにして終わった。

これから2日に1回のペースで提出してくださいとのこと。

心の中でこれほどのこだわりをもっているとは
夢にも思っていなかった。
これから家庭の外で表現を求められる機会は多い。
考えたこと思った事をのびのびと表現するためには
どうすればいいか。
どうやったら手助けができるのか。
このときからこれは私の大きなテーマとなった。

ヒントは以外に早くやってきた。
(つづく)

【今回の執筆者のプロフィールです】

伊達木新子
長崎県長崎市
短歌結社「やまなみ」所属
kyositu.com英語号「WORLD」編集長

親世代となり、小、中学校でうけた教育が現在、自らのベースに
なっていることを実感しています。

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−−3.編集後記−−

○次号は、今宮信吾さんの登場です。お楽しみに。
○本誌は「まぐまぐ」殿堂入りを目指しています。2年以上発行し
 ていて、3000部を突破することが殿堂入りの条件です。ぜひ本誌
 をお知り合いにおすすめください。
○作文や作文的手法の実践・理論・追試報告などの情報や、作文に
 関するHP、MM、MLなどの情報、本誌への感想をお待ちして
 います。本誌やWEBサイトで紹介させていただくことがあります。
○HPやMLなどへの無断転載は固くお断りします。
 転載希望の方は必ず松田までご相談ください。
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編集主幹者 上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp
発行責任者 松田善啓 yo_mazda@nifty.com
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(C) 2000,2004 実践!作文研究会
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