メールマガジン「実践!作文研究」
第215号(2004.3.21)


学力問題としての作文教育を考える
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 メールマガジン「実践!作文研究」
 第215号 2004年3月21日発行(毎週日曜日発行)
 登録・解除は http://www.jugyo.jp/sakubun/magazine/

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−−1.はじめに−−
                  「実践!作文研究」編集長
                          松田善啓

 みなさんこんにちは。
 今回は、中村健一さんの新連載「すぐ使える!作文ミニネタ集」
第1回「先生に質問!作文」をお送りします。中村さんの連載は、
奇数月第3週に掲載されますのでお楽しみに。
 ご意見・ご感想をお待ちしています。

       ◆       ◆       ◆

−−2.連載「すぐ使える!作文ミニネタ集」−−
                        山口・小学校
                          中村健一

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「すぐ使える!作文ミニネタ集」 1
     新年度最初はこのネタで「先生に質問!作文」
          山口・岩国市立通津小学校   中村 健一
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 みなさん、初めまして。
 山口県の中村健一です。
 6回の連載になります。よろしくご愛読ください。
 
 私の作文指導のモットーは、「楽に楽しく!」です。
 教室で試した中から、子どもたちに好評だったものを紹介してい
きます。
 みなさんの教室でも、ぜひ試してみてください。

1.「先生に質問!作文」を書く
 
 4月最初の国語の時間。
 5年生のクラスでの実践である。
 まず、子どもたちの意識調査をしてみる。
『今日は作文の授業をします。作文好きな人?』
 手を挙げたのは、たった1人。
 ほとんどの子が『死ぬほど嫌いな人?』に手を挙げる。
『今日の「お題」は、「先生に質問!作文」です。先生に質問した
 いことを書きます』
 この説明にハテナ顔の子どもたち。
 作文といえば、生活文しか書いてこなかったらしい。
 変わった「お題」にちょっとは興味を持ってくれたようだ。
 黒板に次の形式を書く。
┌────────────────────────────┐
| 中村先生に質問が3つあります。            |
| 1つ目。〜〜                     |
| 2つ目。〜〜                     |
| 3つ目。〜〜                     |
| 教えてください。お願いします。            |
└────────────────────────────┘
『この形式にそって書くと、とっても書きやすいよ。作文嫌いの人
 でもすぐ書ける』
 子どもたちも「これなら簡単!」といった表情である。
『それにね。この作文を書くと、次のような力がつくんだよ』
 次の2つを説明する。
┌────────────────────────────┐
|1 三部構成で書く技術                 |
|  作文は「はじめ」「なか」「まとめ」の構成を意識して書|
|  くことが大切。                   |
|2 ナンバリングの技術                 |
|  最初にいくつあるか言う。そして「1つ目」「2つ目」と|
|  説明していくと分かりやすい。            |
└────────────────────────────┘
 やはり、どんな力がつく作文なのかを意識させた方がいい。
 技術を意識して書くことが作文の力を育てる。
 ここで、原稿用紙を配る。
 配った原稿用紙は、普通の原稿用紙(400字)を半分に切った
もの。
 つまり、200字である。
 この原稿用紙も子どもたちに大好評。
『では、5分間で書きます。よーいスタート』
 子どもたちはすらすら書いていた。

2.実際に質問する

 5分後には、クラス28人全員が作品を完成させた。
『誰か発表してくれるかな?』
 作品は完成しているので、後は読むだけ。
 たくさんの手が挙がった。
┌────────────────────────────┐
| 中村先生に質問が3つあります。            |
| 1つ目。私の趣味はおかし作りなんですが、先生の趣味は何|
|ですか?                        |
| 2つ目。先生の好きなスポーツは何ですか?       |
| 3つ目。先生はファッションとか、髪型とか気にする方です|
|か?                          |
| 教えてください。お願いします。            |
└────────────────────────────┘
『1つ目。「私の趣味は〜」と自分の事を言ってから質問してるの
 がいいね。先生はバンド組んで、ずっとドラムやってんだよ』
『3つ目。見ての通り・・・分かるやろ!(笑)』
┌────────────────────────────┐
| 中村先生に質問が3つあります。            |
| 1つ目。誰かと付き合ったことはありますか?      |
| 2つ目。女優で好きな人はいますか?          |
| 3つ目。誰かに告白されたことはないですか?      |
| 教えてください。お願いします。            |
└────────────────────────────┘
『質問のテーマが統一されていて、いいね。しかし、こんなことば
 っか聞きたいの?(笑)』
 このように質問に答えていく。
 4月当初は、子どもたちも担任に興味津々。
 楽しい授業になる。

3. 学級通信に載せる

 子どもたちの作品は、学級通信「まぐろのめだま」(当時)にバ
ンバン紹介する。
 そして、その質問に答えることが、そのまま私の自己紹介になる。

4. ネタ元

 上條晴夫著『だれでも書ける作文ワークシート<小学校低学年>』
(学事出版)の中の「質問づくり」がネタ元。 

【今回の執筆者のプロフィールです】

中村 健一(なかむら けんいち)
    山口・岩国市立通津小学校・教諭
        「実践!作文研究会」会員
    「授業づくりネットワーク」会員
    「お笑い教師同盟(仮)」所属
    現在『授業づくりネットワーク』誌に、
    コラム「教室がなごむお笑いのネタ」を連載中。
    読んでいただければ、私の人となりが分かります。

       ◆       ◆       ◆

 中村さんのコラムは、『授業づくりネットワーク』誌掲載の一月
後に、「お笑い教師同盟(仮)」サイトでも読むことができます。
4月号(3月13日発売)からの新連載ですので、サイトに載るの
は4月13日頃になります。
 http://www.jugyo.jp/owarai-kyousi/speech/nakamura/

 リアルタイムで読みたい方は、雑誌を定期購読してください。
 お申し込みはこちらからどうぞ。
 http://www.gakuji.co.jp/


−−3.研究会やメルマガのCM−−

┌────────────────────────────┐
|■授業づくりネットワーク2004春           |
|「学力向上」と「発展的学習」のための授業づくりセミナー |
|                    ワークショップ30|
|日時:2004年3月27日(土)            |
|場所:成蹊大学(武蔵野市吉祥寺北町)          |
|内容:小論文の書き方(倉島保美氏)           |
|   作文&スピーチの授業づくり(鈴木啓司氏)     |
|   ユーモア詩で学級づくり(増田修治氏)       |
|   国語の学習ゲーム(佐内信之氏)          |
|                     などなど。  |
|詳細:http://www.jugyo.jp/yotei/20040327haru.html    |
└────────────────────────────┘

       ◆       ◆       ◆

−−4.編集後記−−

○次号は、宇宙エッセイスト協会会長さんの登場です。お楽しみに。
○本誌は「まぐまぐ」殿堂入りを目指しています。2年以上発行し
 ていて、3000部を突破することが殿堂入りの条件です。ぜひ本誌
 をお知り合いにおすすめください。
○作文や作文的手法の実践・理論・追試報告などの情報や、作文に
 関するHP、MM、MLなどの情報、本誌への感想をお待ちして
 います。本誌やWEBサイトで紹介させていただくことがあります。
○HPやMLなどへの無断転載は固くお断りします。
 転載希望の方は必ず松田までご相談ください。
○本誌の読者登録・解除・アドレス変更・バックナンバーは、
 http://www.jugyo.jp/sakubun/magazine/ まで。
○本誌はインターネットの本屋さん「まぐまぐ」を利用してします。
 http://www.mag2.com/

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メールマガジン「実践!作文研究」No.215 2004/3/21 読者数2178
編集主幹者 上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp
発行責任者 松田善啓 yo_mazda@nifty.com
HP: http://www.jugyo.jp/sakubun/
(C) 2000,2004 実践!作文研究会
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