メールマガジン「実践!作文研究」
第199号(2003.11.30)


学力問題としての作文教育を考える
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 メールマガジン「実践!作文研究」
 第199号 2003年11月30日発行(毎週日曜日発行)
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−−1.はじめに−−
                  「実践!作文研究」編集長
                          松田善啓

 みなさんこんにちは。
 今回は、上條晴夫編集主幹による「教師のための文章上達講座の
ゆめ」をお送りします。
 ご意見・ご感想をお待ちしています。

       ◆       ◆       ◆

−−2.教師のための文章上達講座のゆめ−−
                 「実践!作文研究」編集主幹 
                          上條晴夫

■ビジネスマンのための文章上達講座

 11月18日、関西の企業グループで文章講座を実施した。
 講座名は「『論理的』企画書作成講座(全2日)」。その1日目
の「論理的な文章の書き方」を担当した。
 
 これまで何度か実施しているが、いずれもボチボチ評判がよい。
どの講座でも、スタート時文章を書くことに緊張していた参加者が
終わり頃には文章への苦手意識を減らし、上達感を持つようだ。

■「文章技術上達講座」受講者の声
 以下に、講座受講者の声(10分)のいくつかを紹介したい。

 ○わたしは文章を書くことが苦手で恐怖症になっていましたが、
  研修を受けて少し自信がつきました。話の中で「文章にはその
  人らしさというものがあり、どれが間違いでどれが正しいとい
  うものはない」という言葉が印象に残りました。/自分で書い
  たものをもう一度、読み直す。また、人に添削をしてもらうこ
  との重要さを学びました。/今日一日があっという間に終わり
  ました。有意義な時間でした。(さすらい)

 ○一日の研修を終えて感じることは、400字の原稿用紙によく
  時間内(注:1回30分)に文字を埋めることができたものだと
  いうことです。/普段ほとんど文章を創作しない仕事にも関わ
  らず、こんなに書けるものかと感心しています。文章を作るに
  は、最初からあまり大きなことや複雑な考え方をせず、学んだ
  発想法や構成法にそってメモからはじめれば自分でもこれだけ
  書けるのかと思いました。/課題形式の講習内容は、大変です
  が、眠ることなくよかったと思います。(山嵐)

 ○今日学べたことは、今まで文章を書くときは、やたら難しい言
  葉を使っていたが、本当に必要なのは、事実をいかに分かるよ
  うに書くかということである。/そのためには、誰にでもその
  文章を見せただけで内容が分かるように簡ケツに書くのが一番
  である。よく上司に報告は「ペラいち」と言われるが、文章が
  長ければ長いほど、読み手の負担になり、誰も最後まで読んで
  もらえない。今日の研修を終えて、会社に帰ってから、お前の
  文章は分かりやすいと言ってもらえるように努力したい。
                         (腰が…)

 ○客観的に自分の書いた文章を眺める機会がありよかった。ホワ
  イトボード上で他人が作成した文章を比べれば、自分の文体、
  表現のクセが浮き彫りになる。/また、既存の文を短くしたり、
  順序を入れ替えたりするのは以外にむずかしい。短い文章でも
  必ず人と回答が異なるのは不思議である。/事実中心に書くと
  いうことは、具体的な数字、固有名詞を出すこと、であると理
  解した。意識して書くようにした。(バウリンガル)

 ○本日の研修で私が学んだことの中でもっとも重要だと感じたの
  は、構成法である。/業務の性質上、他人の作成した文章を添
  削することが非常に多いのだが、添削をする上での明確な規準
  や技術論を持たずに、ただ経験だけを頼りにしてきた自分にと
  って、この構成法というものは、「論理性の向上」「添削理由
  のバックボーンを持つことによる説得力の向上」等の成果をも
  たらすことになるはずである。(米)

■教師向け文章講座をやりたい!
  帰りの新幹線で、受講者の声を読んでうれしくなった。
  ビジネスマンの方にこれだけ喜んでもらえるのなら、前から念願
 だった「教師のための文章上達講座」(できれば全2日/1日目
 は上記講座、2日目は実践記録検討会)もしてみたい。
 
  どこかの教師研修機関の企画担当者で以上のプランを買ってくだ
さる方はいないだろうか。ぜひやってみたい夢講座である。

【今回の執筆者のプロフィールです】

 上條晴夫(かみじょう はるお)

 教育ライター・埼玉大学非常勤講師。
 現在、授業づくりネットワーク代表、全国教室ディベート連盟常
任理事、メディアリテラシー教育研究会代表、実践!作文研究会代
表、日本テレビニュースアドバイザリー委員をつとめる。
 著書・編著書
 『見たこと作文でふしぎ発見』
 『書けない子をなくす作文指導10のコツ』
 『子どもが熱中する作文指導20のネタ』
 『見たこと作文でクラスが動く』
 『見たこと作文実践ネタ集』
 『だれでも書ける作文ワークシート』
        (以上、学事出版 http://www.gakuji.co.jp/
 『総合的な学習のための教育技術−調べ学習のコツと作文的方法−』
        (健学社 http://www.kengaku.com/
 『文章を上手につくる技術』
        (あさ出版 http://www.asa21.com/
 ほか多数。

       ◆       ◆       ◆

−−3.編集後記−−

○本誌は「まぐまぐ」殿堂入りを目指しています。2年以上発行し
 ていて、3000部を突破することが殿堂入りの条件です。
 本誌は2000年創刊なので、1つめの条件はクリアしています。
 ぜひお知り合いにおすすめください。
○作文や作文的手法の実践・理論・追試報告などの情報や、作文に
 関するHP、MM、MLなどの情報、本誌への感想をお待ちして
 います。本誌やWEBサイトで紹介させていただくことがあります。
○HPやMLなどへの無断転載は固くお断りします。
 転載希望の方は必ず松田までご相談ください。
○本誌の読者登録・解除・アドレス変更・バックナンバーは、
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○本誌はインターネットの本屋さん「まぐまぐ」を利用してします。
 http://www.mag2.com/

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メールマガジン「実践!作文研究」No.199 2003/11/30 読者数2166
編集主幹者 上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp
発行責任者 松田善啓 yo_mazda@nifty.com
HP: http://www.jugyo.jp/sakubun/
(C) 2000,2003 実践!作文研究会
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