メールマガジン「実践!作文研究」
第150号(2002.12.22)


学力問題としての作文教育を考える
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 メールマガジン「実践!作文研究」
 第150号 2002年12月22日発行(毎週日曜日発行)
 登録・解除は http://www.jugyo.jp/sakubun/magazine/

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−−1.はじめに−−
                  「実践!作文研究」編集長
                          松田善啓

 みなさん、こんにちは。
 メールマガジン「実践!作文研究」150号をお届けします。
 今回は、リレー連載「作文ゲーム入門」です。菊池さんが実践さ
れた「Q&A作文」は、ホームページ「実践!作文研究」内の「お
もしろ作文道場」でも数多く出題中です。ぜひお試しください。
 http://www.jugyo.jp/sakubun/toko/

       ◆       ◆       ◆

−−2.リレー連載「作文ゲーム入門」−−
                        福岡・小学校
                         菊池 省三

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作文ゲーム入門 第10回
        Q&A作文コンテスト
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1.ゲームの内容

 「質問に答える」という形式の作文ゲームです。
 例えば、
<質問:キリンの首はなぜ長いのですか。>
<答え:キリンはもともと胃が弱い動物です。食道が長くないと消
 化不良を起こして胃が痛くなるからです。>
といった作文を書き、その面白さを競う作文ゲームです。
 答えは、ウソでもよいことにします。
 たまに間違って(?)正解になることもありますが、発想の面白
さを競うゲームです。
 ユーモア賞、なるほどで賞、といった賞を決めて行うと盛り上が
ります。

2.指導の実際

(1)ゲームの仕方を知る。

『質問します。キリンの首はなぜ長いのでしょう。』
 授業開始と同時に聞きます。
「高いところにある木の実でも食べることができるため」
「遠くにいる敵を発見してはやく逃げることができるから」
といった「答え」を子どもたちは発表しました。
『正解を発表します。動物運動会のパン食い競争に優勝するために
 は首が長い方がいいからです。』
「ウソー。」
という声と共に、いっせいに子どもたちは笑い出した。
『いいんです。今日は、このように質問に面白い答えを書いて、そ
 の面白さを競うコンテストをします。』
『賞は、「ユーモア賞」と「なるほどで賞」があります。がんばっ
 て受賞してください。』

(2)質問を考える。

グループごとに質問を考えさせました。時間は5分間ぐらいです。
書かせた後、順番に発表させました。
┌────────────────────────────┐
|・人間はなぜ2本足で歩くのでしょう。          |
|・犬はなぜワンワンとほえるのでしょう。         |
|・さるのおしりはなぜ赤いのでしょう。          |
|・うなぎはなぜぬるぬるしているのでしょう。       |
|・・・・・・・                     |
└────────────────────────────┘
 質問を発表させるだけで、教室はにぎやかになってきます。
 その後、一番「答えてみたい質問」を挙手で決めます。
 今回は、「人間にはなぜ手と足があるのでしょう。」に決まりま
した。

(3)答えを書く。

 下品な答えを書かないようにと注意し、一人ひとりに答えを考え
させました。10分間時間をとりました。思いつくだけたくさん書
いてもよいことを伝えました。
 その間、黒板に「ユーモア賞」「なるほどで賞」と書いていきま
した。

(4)グループで読み合い代表作品を決める。

 各グループの代表作品を決めさせました。
 その後、教師が読み上げ、各賞を決めていきました。

<ユーモア賞>

 ・おしりをきれいにふくために足だけじゃなく手があった方がい
  いからです。
 ・足にできた水虫をぽりぽり手でかけるように手と足があるので
  す。

<なるほどで賞>

 ・たくさんの人と仲良しになるために、足で歩いて出会い、手で
  握手をするためだからです。

(4)ふりかえり

 ゲームをした感想を発表させました。
「自由に考えることができるので、頭の体操になる。」
「普段は当たり前だと思って考えないようなことを考えるからおも
 しろい。」
といった感想が多かったです。

 また、「動物編」「人間編」「物編」でそれぞれに質問を作って
行うと楽しいだろうという意見もありました。

〔伝言板〕

 この実践は、「だれでも書ける作文ワークシート小学校低学年」
上條晴夫著(学事出版)の「Q&A作文」の修正追試です。

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【今回の執筆者のプロフィールです】

菊池省三(きくちしょうぞう)
福岡・北九州市立香月小学校教諭
所属団体:授業づくりネットワーク
     学習ゲーム研究会
     全国教室ディベート連盟
     北九州実践教育研究サークル代表
主な著書:『楽しみながら思考力を鍛える小学校国語の学習ゲーム』
     (編著)学事出版
     『話し合い・討論・ディベートの学習』
     (共著)明治図書 など
E-mail kikuchis@05.alphatec.or.jp
URL http://www.05.alphatec.or.jp/~kikuchis

       ◆       ◆       ◆

−−3.研究会情報−−

○「第2回北の教育文化フェスティバル in 深川」
 −新教育課程元年 新しい教育文化を創る− 北海道深川市
 2003年1月7日(金)〜9日(日)
 講師(敬称略)→
  有田和正・酒井臣吾・野口芳宏・仲田利津子
 詳細→ http://www1.ocn.ne.jp/~naonami/2kitanofes.htm

○「復活!! 北海道冬の陣 in 旭川」
  言語技術教育としての国語科授業
   〜メディアリテラシー教育の可能性〜
 2003年1月11日(土)〜12日(日) 北海道旭川市
 講師(敬称略)→
  阿部昇・大内善一・鶴田清司・中村敦雄・藤川大祐・野口芳宏 
 詳細→ http://homepage2.nifty.com/higemaru/fuyu2002.htm

○授業づくりネットワーク北海道2003 &
  第12回授業改革セミナー in 旭川
 2003年2月22日(土)〜23日(日) 北海道旭川市
 講師(敬称略)→
  上條晴夫・佐藤幸司・土作 彰
 詳細→ http://homepage1.nifty.com/maru-shin/NW2003.html

       ◆       ◆       ◆

−−4.編集後記−−

○作文や作文的手法の実践・理論・追試報告などの情報や、作文に
 関するHP、MM、MLなどの情報、本誌への感想をお待ちして
 います。本誌やWEBサイトで紹介させていただくことがあります。
○HPやMLなどへの無断転載は固くお断りします。
 転載希望の方は必ず松田までご相談ください。
○本誌の読者登録・解除・アドレス変更・バックナンバーは、
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メールマガジン「実践!作文研究」No.150 2002/12/22 読者数3114
編集主幹者 上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp
発行責任者 松田善啓 yo_mazda@nifty.com
HP: http://www.jugyo.jp/sakubun/
(C)実践!作文研究会 2002
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