小論文のプリント・指導の説明
月野すみれ(通信制高校教師)


小論文のプリント・指導の説明

 コラムの内容・自分の意見について

・「コラムの内容」については 、その文章が作者が意図するところを読み取れているのかを、自分で確認をするものです。

小論文指導の最後に、「コラムの要点」ということで、皆に線を引いてもらっています。その部分と自分が書いた「コラムの内容 」とが一致しているのかを確認してください。抜けている部分があるようであれば、そこの部分が読み取れていなかったということになります。もう一度、その部分に注意をして、読み直してみましょう。


・ 「自分の意見 」については 、そのコラムを読んで、自分がどのように感じ、考えたのか、ということについて書いてもらいます。

小論文指導の最後に、「小論文を書くポイント」ということで、各コラムごとにメモをとってもらっています。その部分が、自分の書いた「自分の意見」に書かれているのかどうなのかを確認してください。ポイント について、自分の考えが触れられていないようであれば、もう一度、「小論文を書くポイント」について、自分はどう考えるのかを整理してみてください。

 800字の小論文について

小論文は、コラムを読んで自分はどう考えるのか、ということについて書いてください。
つまり、「自分の意見 」を発展させ、膨らませて書いてもらいたいのです。
その際に、「小論文を書くポイント」について自分なりに意見が書けているのか、その意見の根拠となる理由や具体例が挙げられているのか、ということを考えながら文書を書いてみることが大切です。

学習の流れ
コラムの内容
・コラムの内容について理解しているか確認するもの。
自分の意見
・コラムを読んで、どう思ったのかについて書く。
コラムの内容
・コラムに線を引いたところが、きちんと書けているかを確認する。
自分の意見
・コラムを読んで、どう思ったのかについて書く。
800字の小論文
・「自分の意見」を発展、膨らませて書く。
・ポイントについて触れ、具体例や根拠となる理由を盛り込む。



文章の構成(三段論法)

序論の方法で書く)

 結論(自分がこれから書こうとすることについて、自分の考えを述べる。)


 現在の日本は、豊かである。しかし、その一方で、いじめや暴力などで悩み、苦しんでいる十代がいる。その少年たちを救うためには、何でも「話し合える場」、いろいろな人と「交流できる場」が必要なのだと思う。

 問題提起(自分がこれから書こうとすることについて、どんな問題があるのかを書く)


 現在の日本は、豊かである。しかし、その一方で、いじめや暴力などで悩み、苦しんでいる十代がいる。その少年たちを救うためには、どんなことが必要なのだろうか。


本論

序論を受け、その内容の根拠となる理由、具体例、具体策を述べる。
自分の言葉で、自分の経験・体験、テレビ、ニュースなどを取り上げる。
採点する人がわかるように書くこと。


・各学校にカウンセラーをおいて、生徒が気軽に相談できる、「話し合える場」 をつくることが大切だ。カウンセラーに相談することによって……。
・また地域では、相談会や交流会などを設けて、様々な年齢の方と「交流できる場」をつくる必要がある。様々な年齢層の方と話をすることによって……
・自分自身も、うちにこもるのではなく、「話し合える場」「交流できる場」に参加をしていきたい。場に参加することによって……


結論

本論をまとめ、最終的な自分の考えを書く。序論とのつながりをもたせる。

の方法であれば、自分の考えの再確認、の方法であれば、問題の答えを書く。


・一人で悩んでいると、一方向でしか物事を考えることができなくなってしまい、悪い方、悪い方へと考えてしまいがちである。そうならない為にも、学校や地域でサポートしていく「話し合える場」「交流できる場」を積極的に作っていくことが必要なのである。また、自分自身も、一人で悩むのではなく、友達や家族に相談をして、自分自身の「話し合える場」「交流できる場」を作っていくことが大切なのである。

キーワードは「話し合える場」「交流できる場」

★ 小論文を書き進めるにあたって、その内容の核となる「キーワード」を二〜三、自分で決めてみましょう。「キーワード」を中心に内容を書き進めていけば、論点がずれることはなくなります。「キーワード」を「 」で表すとわかりやすい。


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